<四季の舎>解説

●DIY
家づくりで自主制作したものは数知れずあります。
そのうちの一つが居間のテーブル

1階の床や造作板に唐松の建築用足場板を使用していますが、
同じ足場板材で製作したのがこの家具。

足場板は一本で4mあり、1600円ぐらいのものです。
これを3等分にして一つのテーブル板にしています。
それを3つ作っているので、3つつなげれば元の足場板の長さになるのです。
写真のように直列して並べた状態が4m。
それぞれ板をずらして凸凹状に作っているので勘合しています。
これで20人ぐらいの宴会ができました。
並列に並べることも可能。
普段は食卓テーブル、座卓、地板として使用しています。
足も板材の端材を積んでいるだけ。いろいろな形態に変化させています。
勿論ずれない工夫をしています。

問題点は、生木だから狂うし、乾燥して縮みます。
それをみこして製作していますが、それほど狂わなかったものと
予想以上に狂ったものとあります。
乾燥してできた隙間は、寧ろ風情として面白いと思っています。
こういう実験をするには、木と格闘する覚悟が必要です。

卓卓卓

卓卓


●自主工事リスト

解体工事 一部の樹木撤去
基礎工事 免震通気ゴム敷設−土台下の通気用
塗装工事  ペンキ  鉄骨手摺り、給湯器
木材保護着色塗料  テラスデッキ、門棒など
柿渋  内装木部に2、3度塗り重ねる。
漆  一部棚板に生漆拭き仕上げ
木工事  1階床サンダー掛け− 唐松足場板材の仕上げ
郵便受箱の甲板製作−唐松材の端材利用
防水工事  一部のコーキング
左官工事 玄関たたきモルタル仕上げ
一二三石埋め込み
上がりカマチ多摩川上流の玉石敷設
建具 建具ツマミ金物−ヒートン、ヨーオレ
雑工事  床下調湿炭敷設
収納部棚板設置−牛乳パックリサイクルのハニカム板
茶室のよしず天井−間接照明の天井となる
床の間天板 和紙貼り
床の間置き床−壁下地合板の端材利用
壁腰貼り− 設計図を和紙に転写したもの
炉縁−唐松材の端材で製作
茶道口スイッチプレート飾り −木シート
ガラスフィルム貼り地図戸、玄関楕円形
2階地袋飾り棚唐松足場板+サリー
遮光幕製作 欄間に遠隔操作付き
ブラインド設置

照明カバー和紙にて製作
トイレ紙巻器、タオル掛け洗面給湯配管の残りで製作
家具工事 置き家具(テーブル) 唐松足場板材にて製作
外構工事
茶室躙り口の式台 軸組登梁の端材利用
飾りガラスブロック
表札 門棒にカッティングシート
隣地よしず目隠し
庭 木酢(もくさく)散布 炭焼きで生成される自然防虫剤


前戻る次